2015年7月30日木曜日

Apache JMeter

ApacheJMeterとはWebサイトの性能を測定するベンチマークツールです。

JMeterからテスト対象のWebサイトに大量のリクエストを投げ、そのレスポンスタイムを測定することで性能を測定します。


■ダウンロード
Apacheプロジェクトがフリーツールとして公開しており、以下のサイトからダウンロードできます。

http://jmeter.apache.org/download_jmeter.cgi


Windows環境で動かすには、上記URLのBinaries > apache-jmeter-2.13.zipを
任意のフォルダにダウンロードし、解凍することで使用できます。


■起動
前提PPとしてJavaランタイムが必要です。
JMeterを起動するには解凍先フォルダのbin/jmeter.batをクリックします。


■設定

画面左のツリーメニュー、テスト計画にこれから実行するテストの要素を追加します。
最低限必要な追加項目は

 1.スレッドグループ
 2.HTTPリクエスト初期値設定
 3.HTTPリクエスト
 4.統計レポート

の4つ。


1.スレッドグループ
 テスト実行するクライアントの設定(スレッド数、ループ回数、スレッド実行間隔)
 テスト計画を右クリック、追加 > Threads(Users) > スレッドグループ


2.HTTPリクエスト初期値設定
 Webサイトのアドレス(ホスト名)を設定
 テスト計画を右クリック、追加 > 認定エレメント > HTTPリクエスト初期値設定




3.HTTPリクエスト
 リクエストするURLを設定
 テスト計画を右クリック、追加 > リスナー > 統計レポート
 


4.統計レポート
 負荷テストの結果を確認するレポートを設定(追加して終わり)
テスト計画を右クリック、追加 > リスナー > 統計レポート



■実行
ツールバーの緑の矢印(再生ボタン)をクリックして実行すると、先ほど追加した統計レポートの一覧にレスポンスタイム、エラー率、スループット等が表示されます。



■所感
 単にWebサイトにいくつものリクエストを投げるだけならプログラム書いたほうが速いけど、
 複雑なリクエストの条件があったり、詳細な結果レポートを見たい場合はJMeterがいいでしょう。

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