2015年5月23日土曜日

VisualStudio2015 クロスプラットフォーム

今年発売予定のVisualStudio2015。
クロスプラットフォームを大々的にアピールしているので、
どんなもんなのかMicrosoftAcademyを覗いてみた。

デスクトップアプリやWebサイトの機能はVisualStudio2013と変わり映えしないのが率直な感想。
反面、クラスプラットフォーム開発用のXamarinやPhoneGapを標準搭載。そしてなんといってもVisualStudioでAndroidのエミュレーターを提供していることからもわかるように、スマホやタブレットをターゲットにした開発に注力しているように感じられた。

めったなことじゃないとお目にかからないWindowsStoreもWindowsPhoneよりも、みんな使っているAndroidやiOSへシフトするのが自然な流れであり、マイクロソフトでさえも認めざるを得ない事実なんだろうな。


確認した動画は「クロスプラットフォーム開発 VisualStudio」


ポイントを簡単にまとめると、

クロスプラットフォームの開発方法は3つ、違いは開発言語
 1.Cordova(PhoneGap)  HTML/JS
 2.Xamarin      C#
 3.CLang          C++
ほかにもゲームライブラリ Unityもあるが、説明にはなかった。
どれもAndroidはVisualStudioさえあれば開発できるが、iOSはMacとXCodeの開発環境が必要。


1.Cordove(PhoneGap)

 WebView上で動くアプリを作る。
 javaScriptで android,iOS,WidnowsPhoneのアプリを作ることができる。
 共通的なプログラムはそれぞれのネイティブアプリの上にあるWebView上で動く。
 iOSのビルド、デバッグ、エミュレーターはVisualStudioは用意してないのでマックが必要。


2.Xamarin(ザマリン)

 各プラットフォームのネイティブアプリを作る。
 共有化できるのは PCL (Portable Class Liblary)を使ったBizLogicのみで、UIについては各プラットフォームで作る必要がある。

 ・ Xamarin.Android,
 ・ Xamarin.iOS,
 ・ WindowsPhone
 ・ Silverlight5
 ・ .NET Framework4.5
 ・ Store App

 Xamarin.FormsでUIコードも共有化
 UIも共有化できる仕組みがそろいつつある。
 前提としてMVVMモデル、ロジックとUIの結びつきが弱い、独立したモデルを採用する必要あり。


3.CLang C++

 C++からオープンソースのコンパイラCLang を使ってAndroidのネイティブアプリを作る。
  iOSのネイティブはない。


ここまでが動画の内容。


VisualStudio2013でクロスプラットフォーム開発するには
VisualStudio2013 Update4 を適用し
Multi-deviceHybrid Apps というアドインを追加するとPhoneGapの開発ができる。


まとめ

Android,iOSにアプリを提供する上で、運用・保守フェーズに入ってからのプログラム保守費用と用とアプリのバージョンアップに伴い発生する配布コストが、クロスプラットフォームの環境で改善できるのは魅力的。

気になるのはVisualStudioのライセンス料かな。

AndroidStudioやXCodeも相当使いやすいから、単にネイティブアプリ作るなら、VisualStudioを選ぶ人はなかなかいないんじゃないかな。





 

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