クロスプラットフォームを大々的にアピールしているので、
どんなもんなのかMicrosoftAcademyを覗いてみた。
デスクトップアプリやWebサイトの機能はVisualStudio2013と変わり映えしないのが率直な感想。
反面、クラスプラットフォーム開発用のXamarinやPhoneGapを標準搭載。そしてなんといってもVisualStudioでAndroidのエミュレーターを提供していることからもわかるように、スマホやタブレットをターゲットにした開発に注力しているように感じられた。
めったなことじゃないとお目にかからないWindowsStoreもWindowsPhoneよりも、みんな使っているAndroidやiOSへシフトするのが自然な流れであり、マイクロソフトでさえも認めざるを得ない事実なんだろうな。
確認した動画は「クロスプラットフォーム開発 VisualStudio」
ポイントを簡単にまとめると、
クロスプラットフォームの開発方法は3つ、違いは開発言語
1.Cordova(PhoneGap) HTML/JS
2.Xamarin C#
3.CLang C++
ほかにもゲームライブラリ Unityもあるが、説明にはなかった。
どれもAndroidはVisualStudioさえあれば開発できるが、iOSはMacとXCodeの開発環境が必要。
1.Cordove(PhoneGap)
WebView上で動くアプリを作る。
javaScriptで android,iOS,WidnowsPhoneのアプリを作ることができる。
共通的なプログラムはそれぞれのネイティブアプリの上にあるWebView上で動く。
iOSのビルド、デバッグ、エミュレーターはVisualStudioは用意してないのでマックが必要。
2.Xamarin(ザマリン)
各プラットフォームのネイティブアプリを作る。
共有化できるのは PCL (Portable Class Liblary)を使ったBizLogicのみで、UIについては各プラットフォームで作る必要がある。
・ Xamarin.Android,
・ Xamarin.iOS,
・ WindowsPhone
・ Silverlight5
・ .NET Framework4.5
・ Store App
Xamarin.FormsでUIコードも共有化
UIも共有化できる仕組みがそろいつつある。
前提としてMVVMモデル、ロジックとUIの結びつきが弱い、独立したモデルを採用する必要あり。
3.CLang C++
C++からオープンソースのコンパイラCLang を使ってAndroidのネイティブアプリを作る。
iOSのネイティブはない。
ここまでが動画の内容。
VisualStudio2013でクロスプラットフォーム開発するには
VisualStudio2013 Update4 を適用し
Multi-deviceHybrid Apps というアドインを追加するとPhoneGapの開発ができる。
まとめ
Android,iOSにアプリを提供する上で、運用・保守フェーズに入ってからのプログラム保守費用と用とアプリのバージョンアップに伴い発生する配布コストが、クロスプラットフォームの環境で改善できるのは魅力的。
気になるのはVisualStudioのライセンス料かな。
AndroidStudioやXCodeも相当使いやすいから、単にネイティブアプリ作るなら、VisualStudioを選ぶ人はなかなかいないんじゃないかな。
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